Symbio
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ISSN 2187-3747
   レポート
Vol.(7), No.(4), Year(2019)
   This report is either the proceedings of the academic meeting which the Symbio Community Forum had conducted, or the academic report writtenby or introduced by member(s) of Symbio Community Forum, for the which the president of Symbio Community Forum admitted to publish as it contains socially useful information from the purpose of the Forum's activity.
 この報告はシンビオ社会研究会が開催した学術会合の議事録、もしくはシンビオ社会研究会の会員の執筆ないし紹介によるもので、シンビオ社会研究会の会長が本会の活動趣旨に沿った社会的に有用な情報を含む”学術報告”として認めて掲載するものです。
Title: 平成30年度第2回研究談話会・懇親会の報告
Time: 平成30年12月21日(火)
研究談話会:15:00~17:20 懇親会:17:30~19:30
Place: 研究談話会:京都リサーチパーク9号館506号室
懇親会:かごの屋五条七本松店
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講演 「不特定多数のエージェントによる自由行動安全化ー何故東京駅は安全なのかー」
Authors: 野本 秀樹(のもと ひでき)氏
有人宇宙システム株式会社IV&V研究センター センター長
Summary: 東京駅のような混雑したところ(カオス場)で、なぜ人々は安全に通行しているのか?東京駅には、従来の「安全制御」で行われている交通整理や交通ルールは特になく、安全には無策のように見える。でも意外に東京駅はきわめて安全な場所である。その安全性が何からもたらされているのかを調べると、将来の一般道での自動運転などの安全技術につながると思われる。そこで東京駅を通行する人々はどのように行動しているのかをFRAM(機能共鳴分析手法)でモデル化し、安全をもたらしている成功要因を分析した。またFRAMモデルから作成したシミュレータを実行して、従来型のトップダウン的な仕組み(ルールや制約)によらず、鳥や魚の群...
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話題提供 「機能共鳴分析手法(FARM)に基づく社会・技術システムの安全評価シミュレータの開発」
Authors: 廣瀬 貴之(ひろせ たかゆき)氏
京都大学大学院工学研究科博士後期課程2年(椹木研究室)
Summary: 社会・技術システムの安全を、原因-結果の因果関係に基づく従来の安全解析手法で捉えることは難しい。これは主に、社会・技術システム内に存在するゆらぎとその創発性に起因するためであり、このことを踏まえた新たなアプローチの1つに機能共鳴解析手法(FRAM)がある。しかし現時点でのFRAMは非常に概念的で、実際にこれを用いて社会・技術システムの安全評価を行うことは容易ではない。そこでFRAMをコンピュータ上で実行できるシミュレータとして実装する方法を導入し、鉄鋼の生産ラインを題材としたシミュレーション結果により、社会・技術システムの安全評価を行った結果を示す。
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